神戸巡礼
- 2024.02.13 Tuesday
- 20:53
JUGEMテーマ:日記・一般
嫁さんが亡くなってから、嫁さんと暮らした街の巡礼を始めた。
ここから割と近くて楽に行けるところは、最初の1年、2年で廻った。
でも、行きたいなと思いながら、遠くて行けなかったのが、神戸の垂水、西神方面だった。
今回、帰省中の1日を費やして、神戸巡礼に行くことにした。
実家は京阪沿線なので、まず、淀屋橋に出て、それから地下鉄で梅田へ、梅田からは阪急電車で三ノ宮、さらに市営地下鉄の終点、西神中央まで。
2時間以上掛かる距離だ。
西神中央の改札を抜けて、駅前の広場に降り立った時は、懐かしくて、ちょっと感動してしまった。もう30年、行っていない場所だった。
その頃勤めていた会社のビルの前まで行って。プレンティで昼飯を食って。
いつもいつも、嫁さんと一緒だった。
それから学園都市駅で途中下車し、バスに乗り、垂水の公団へ。その団地群の中をブラつたけど、実際に何号棟だったか記憶になく、実際に住んでいた建物を写真に収めれたかは、分からない。
でも、公団に入る前に1か月ぐらい繋ぎで入居した賃貸マンション、Gが馬鹿程出たマンションは見つけ、写真に撮った。
それから、三ノ宮へ。
毎週のように遊びに行っていたけど、震災の後、街がどう変わったか分からないので、俺の記憶に引っかかる風景が見れるかどうか、と思っていたけど。
懐かしいアーケード街へ辿り着く事ができた。
そうそう、三ノ宮センター街って言うんだった、そうそう、右と左のビルの2階が渡り廊下になっていて、そうそう、サンプラザ、センタープラザっていう商店街で、そうそう、細長いビルの2階に小さな店舗がいくつもあって。流石にストラトやMTRを買ったセイデンは無かったけど、確かにこの場所だ。
俺と嫁さんが何度も歩いた場所を見つけることができた。
懐かしさで胸が一杯になったけど、どうしようもなく哀しさも感じた。
それから、梅田まで戻り、梅田も少しだけ歩いたけど、実家にたどり着いた時には20,000歩歩いてた。
いつか、行きたいと思っていた神戸の街に行くことが出来て良かった。多分、もう行くことは無いだろう。
平凡 / 井上陽水
FOR LIFE RECORDS INC. - 1985
中古LPで回収。陽水の中期のベスト盤。まぁ時期的AORサウンドの時代だな。詩の世界がエキセントリックだったり、シュールだったりするのはこの人も持ち味だけど、極初期のフォークソングが好きだった俺としては、それほど良いと思えないんだよね。