ビートルズ・リマスターを聴き終えて

  • 2009.11.10 Tuesday
  • 21:22
JUGEMテーマ:音楽

ビートルズのリマスターボックスを聴き終えて思うことを少々。まぁ、「I Saw Her Standing There」をかけて一番最初に思ったのは、「あれっ?」ってことだった。リマスターしたにしては、音が地味だ。Capitolのビートルズ'64ボックスを聴いたときのような「うわぁ、良い後!」って感じがしなかった。これは明らかに「リマスター」の音の狙った方向性が違う。Capitol版は当時から音が装飾されていると言うのであまり比較にならないかも知れないが、2005年にリマスター発売された「Yellow Submarine Songtrack」とも明らかに音の方向性が違う。あえて、派手な現代的なMixにしていない。これはこれで正解だろう。でもやはり疑問は全作品ステレオ化しておいた上での、Monoボックスの発売だな。Mono Mixが作品として正規なもの、優れたものだと言うなら、やはりそれを正規版として発売して欲しかった。せめて当時のように選択できるようにすべき。また、Monoが当時の正規版といわれているが、果たして「White Album」までそうか?というのははなはだ疑問。たとえば「Revolver」の「Tomorrow Never Knows」が本当にMonoを意識して作られたと思うか?(否!)。なのに、初期作品をMonoで聴くには、「White Album」までセットになった、ステレオボックスより高価なMonoボックスを買うしかない、という商売にやはり腹が立つ。

AnAmericanDream
An American Dream / The Dirt Band
Liberty United Records, Inc. - 1979

「The Dirt Band」って、どっかで名前聞いたことがあって、勝手に「泥臭いハード系のロック」をやってると想像し、レコード回収。で、聴いてみたら、カントリーベースの爽やかなウェスト・コーストサウンドだった。がくっ!って、いやいや、これはこれでなかなか良い。歌も演奏も美味いし、イーグルスっぽい。(ってイーグルスより先輩のようだが)で、Webで調べてみたら、元々は、Nitty Gritty Dirt Bandって名前のバンドだ。そうだ、そっちの名前を聞いたことがあるんだった。


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